私が好きなグリーフの絵本は、
『いつもいっしょに』です。
グリーフの絵本って、
読むたびに心の奥が少し揺れることがあります。
でもこの絵本は、揺れるだけじゃなくて、
どこか「ほっ」とできる場所もくれる。
だから私は、この絵本がとても好きです。
クマがゆめから覚めて、ホッとするところが好き
私が特に好きなのは、
クマがゆめから覚めて、ホッとするところです。
この「ホッとする」って、
すごく小さなことのように見えるかもしれない。
でも、グリーフの中にいるときの「ホッとする」は、
ものすごく大きな出来事だったりします。
息ができる。
少しだけ現実に戻れる。
心が、いったん休める。
その瞬間があるだけで、
人はまた一歩、生きていけるから。
グリーフは、ずっと泣き続けることではない
グリーフというと、
「泣く」「つらい」「苦しい」というイメージが強いかもしれません。
もちろん、それも本当です。
でも、グリーフはそれだけじゃない。
思い出して泣いて、
思い出して苦しくなって、
そして時々、ふっとホッとする。
その繰り返しの中で、
少しずつ、心が“自分のペース”を取り戻していく。
私はこの絵本を読むと、
そのことを思い出します。
誰かと読むと、気持ちがもっと動く
『いつもいっしょに』は、
ひとりで読むのも好きだけれど、
誰かと一緒に読むと、また違う力がある気がします。
言葉を交わさなくても、
同じページをめくっているだけで、
「ひとりじゃない」
そんな気持ちが心の中に生まれることがあるからです。
絵本は、悲しみの居場所になる
悲しみって、
大人になるほど置き場がなくなります。
忙しいから。
しっかりしなきゃいけないから。
周りに迷惑をかけたくないから。
でも、絵本の時間は違う。
悲しみを追い出さない。
無理に言葉にしなくていい。
ただ、そこにいていい。
私は『いつもいっしょに』を読むと、
そんなふうに思えます。
私は今日もこの絵本を開く
私はこれからも、
この絵本を何度も読むと思います。
クマがゆめから覚めてホッとするところを読むたびに、
私の心も少しホッとする。
そして、グリーフの中にいる人の心にも、
小さな「ホッ」が灯ることを願ってしまう。
グリーフの道は長いけれど、
その途中に、こういう絵本があることは
とても心強いことだと思っています。

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