〜“誰かの人生にそっと寄り添う”という選択〜
こんにちは。
キャリアコンサルタントについてお届けしてきたこのブログも、ついに最終章となりました。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
最後は、これまでたくさんの方と出会ってきた中で、私自身が感じてきたこと。
そして、「キャリアコンサルタントとして生きる」ということが、どんな意味を持つのかを、少しだけお話しさせてください。
道なき道を、ともに考える人
キャリアコンサルタントという仕事は、「答えを持っている人」ではなく、「一緒に考える人」でありたいと思っています。
誰かの人生には、その人にしかわからない痛みや希望、迷いがあります。
だからこそ、私たちにできるのは、“その人の物語”をていねいに聴くこと。
言葉にならない思いを、ゆっくり受け止めながら、
「こういう選択肢もあるかもしれませんね」
「どうなっていくことが、いちばん心地よいと感じますか?」
そんなふうに、ともに考えていく。
キャリアコンサルティングとは、道なき道に灯りをともすような支援だと思うのです。
出会いは、いつも一期一会
面談室で出会う方の中には、もう二度と会えない人もいます。
でも、不思議なもので、その短い時間の中で、人生の深いところまで話してくださる方も少なくありません。
「今日、話してよかったです」
「自分の気持ちが、少し整理できた気がします」
そんな言葉をいただくたびに、「この仕事を続けていてよかった」と思います。
キャリアコンサルタントとしての出会いは、ほんの一瞬かもしれない。
でもその瞬間に、その人の中で何かが動き出すことがある。
そう信じて、毎回の面談に向き合っています。
自分自身の“キャリア”も、また問い続けている
キャリアコンサルタントだからといって、自分のキャリアに迷わないわけではありません。
むしろ、日々「これでよかったのかな」「私は何を大切にしたいのかな」と、自分自身にも問い続けています。
でも、その揺らぎがあるからこそ、相談者の迷いや葛藤にも寄り添える気がしています。
人は、完璧じゃない。
キャリアも、まっすぐな道じゃない。
だからこそ、歩いてきた道も、これからの道も、どれも“その人らしさ”がにじむ大切な時間なのだと思います。
「この仕事をしていてよかった」と思う瞬間
キャリアコンサルタントとして活動してきて、何より嬉しいのは、
「相談者の表情がふっとやわらぐ瞬間」に立ち会えたときです。
話す前はどこか緊張していた表情が、話し終えたときには少し明るくなっていたり、
「本当は、こうしたかったんです」とぽつりと話してくれたとき。
その人の“本当の気持ち”に触れた瞬間、
この仕事は「人と人との信頼があってこそ成り立つものだ」と、あらためて感じます。
おわりに:支えるのではなく、“そばにいる”という支援
キャリアコンサルタントは、“支える人”ではなく、“そばにいる人”です。
「こうすればいいですよ」と導くのではなく、
「どうしたいですか?」と問いかけ、
「そのままで大丈夫ですよ」と安心を届ける存在。
私はこれからも、そんなふうに、“人生のそばにいる支援者”でありたいと思います。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
このブログが、どこかで誰かの背中をそっと押すものであれば、こんなに嬉しいことはありません。
〜あとがきに代えて〜
キャリアとは「生き方」であり、
キャリア支援とは「その人の生き方に伴走すること」。
このシリーズが、「キャリアコンサルタントってどんな仕事なんだろう?」と興味を持った方や、
いま迷いながらも誰かの力になりたいと願っている方の、ささやかな道しるべになりますように。


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